尾道②~文学のこみち~
展望台に上がってみます。 展望台傍には「あけぼの」と題された像がありました。
ここからは尾道の景観を360°見渡すことが出来ます。
尾道水道をフェリーが横切っていきます。 のどかに映る風景ですね。
先に進むと「文学のこみち」と刻まれた石があります。
ここから千光寺までの裏参道となります。 約1km余りの岩伝いの小道となるのですが、露出した花崗岩の岩肌には、この地を訪れた人々の詩歌や小説の断章が刻まれています。 全てを見ることは出来ませんでしたが、千光寺までの一部を紹介します。
こちらは「徳富蘇峯」の歌碑です。
細い石段を下りていきます。
”浜焼きをむしりつつ春惜しむな里” 前田曙山
”のどかさや小山つづきに塔二つ” 正岡子規
”あれは伊豫こちらは備後春の風” 物外
”日のかげは青海原を照しつつ光る孔雀の尾の道の沖” 十返舎一九
”かげともの をのみちの やどの こよなきに たびのつかれを わすれて いこへり” 金田一京助
”覚えきれぬ島々の名や夏がすみ” 江見水蔭
左は「志賀直哉」の”暗夜行路”、右は「林芙美子」の”放浪記”の一節が刻まれています。
ゴトンゴトンと音がするので見上げると、ロープウェイが通り過ぎていきました。
”軒しげくたてる家居よあしびきの山のおのみち道せまきまで” 緒方洪庵
”大屋根はみな寺にして風薫る” 巌谷小波
一句一句楽しんでいると意外と時間が掛かりますね。
”明徳を明らかにす” 山口玄洞
参道もそろそろ終わりを迎えます。 この先が千光寺です。
”寒暁に鳴る指弾せしかの鐘か” 山口誓子
”ちち母の聲かときこゆ瀬戸海にみ寺の鐘のなりひびくとき” 柳原白蓮
上には「鏡岩」がありました。 昔、玉の岩の宝珠または太陽、月の光を鏡のように反射させていたと伝えられており、鏡の光は信仰の対象であったそうです。
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